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  • 開発、開業計画
  • 20.06.23

好評「みらいパスポート」【スターリゾート】

好評「みらいパスポート」【スターリゾート】

スターリゾート(沖縄県那覇市)は、沖縄県・石垣島で開業準備を進めているホテル「THIRD石垣島」で、購入時に宿泊日を決めない未来の宿泊券『みらいパスポート』を発売。4月中旬に発売し、15日間で売上1000万円を達成した。
みらいパスポートは1枚2万円から販売。今年10月1日から来年12月末までの間に適用され、購入時点で宿泊日を決める必要はない。予約日当日の空室の中で最高ランクの部屋を案内し、ホテル内での料飲・施設利用が何度でも利用できるオールインクルーシブも適用される。1枚につき1名が利用でき、同伴の未就学児は無料、小学生は1名2000円となる。
同社によれば、発売直後は社内関係者やパートナー企業の購入が多かったものの、4日目以降は、購入者の9割は全く関係のない新規客が占めたという。同社の裏垣宏樹氏は「先行して購入して下さった方たちがSNSなどで紹介したり、各種メディアで取り上げられたりしたことで、この取り組みやTHIRD石垣島のことが知られることとなったと感じている」と語る。
THIRD石垣島は、当初は4月の開業を予定していたが、新型コロナウイルスの感染拡大の防止と関係者の安全確保の観点から開業を延期した。みらいパスポートを販売することで開業準備期間の収益確保となるが、これ以外にも「多くの人から応援メッセージが寄せられ、ポジティブになれたこと」や「ホテル業界内のコミュニケーションが生まれたこと」などの効果があったとしている。
「新型コロナウイルスの感染拡大は観光業全体にネガティブな影響を及ぼしているが、お客さまなどからの応援メッセージによって、チームとして前向きになることができた。その上で、安心して宿泊できる環境をどう作るか、共有エリアの感染症対策は何が適切なのかなど、感染症が常に存在しているという前提のもとで建設的な議論を交わすことができた」(裏垣氏)