フォレスト（神奈川県足柄下郡）が運営する猪苗代四季の里（福島県耶麻郡）は、中庭のソメイヨシノを中心に並木を作り、復興の象徴とするとともに地元観光業への貢献を目指すプロジェクトを始動。6月14日にCAMPFIRE（東京都渋谷区）運営のクラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」で資金調達を始めた。
中庭のソメイヨシノは、東日本大震災の翌年に復興のシンボルとして植樹されたもの。震災から10年の節目を迎えたこと、復興道半ばの中でコロナ禍によって同施設を含む地域の観光業が大きな影響を受けていることを踏まえて、この桜をさらに増やして桜並木を作ることで、震災の復興を記憶に留め、猪苗代の魅力をＰＲする拠点となることを目指す。
クラウドファンディングを通じて得た支援金は、桜の購入やメンテナンスに活用。今年の11月から12月を目処に苗木の購入と植樹会を行う予定だ。8月には新たなホームページも公開し、桜の成長を見守ることができるページも用意する。
プロジェクト支援の返礼として、猪苗代産の米「天のつぶ」やおきあがりこぼし、四季の里スタッフからのお礼の手紙、フォレストの運営施設で利用できる宿泊券を、金額に応じて用意する。