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  • 21.12.05

ケージフリーの卵に100%切り替え 2027年までに【ホテル松本楼】

ケージフリーの卵に100%切り替え 2027年までに【ホテル松本楼】

伊香保温泉のホテル松本楼(群馬県渋川市)は11月1日、館内で使用する卵について、2027年までに平飼いや放牧によって飼育されたケージフリーの鶏卵に100%切り替えると発表した。

畜産物を含む動物の飼育方法に福祉の考え方を取り入れるアニマルウェルフェアの活動を行う認定NPO法人のアニマルライツセンター(東京都渋谷区)の協力を得て行うもの。期間を設けて100%の切り替えを目指し、現行の営業体制に影響を及ぼさない範囲で生産・供給の計画を立てる。

アニマルライツセンターによれば、SDGsへの取り組みが先行している欧米を中心にケージフリーの採用が進み、IHGやヒルトン、マリオットなどのグローバルホテルチェーン等が切り替えまたは移行の準備を進めているという。

ホテル松本楼は昨年4月、SDGs達成に向けた宣言書を発表。この中で2030年に向けた指標として地元食材の使用率向上や持続可能な食への転換を打ち出しており、今回新たに100%ケージフリーの卵に切り替えることを明記した。さらに、重点的な取り組みとして「植物性タンパク質の積極的な導入」「アニマルウェルフェアに配慮した食材の導入」も追加した。