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  • 21.12.21

宿泊予約向けキャンセル保険を商品化【Finatext、キャディッシュ】

Finatext(東京都千代田区)とスマートプラス少額短期保険(東京都千代田区)、あいおいニッセイ同和損害保険(東京都渋谷区)、キャディッシュ(岐阜県高山市)の4社は、旅館・ホテル向けの「宿泊予約キャンセル保険」を共同開発。今秋から、キャディッシュが開発・販売する宿泊予約システム「予約番」で試験運用を始めた。

宿泊予約キャンセル保険は、スマートプラス少額短期保険が保険商品を提供し、Finatextが保険販売システムを提供する「サービス組み込み用キャンセル保険」を、予約番に連携して販売するもの。宿泊予約の手続き完了後にキャンセル保険が申し込める。試験運用で一部のホテル・旅館が運用しており、まずは予約完了画面に同保険の専用ページへのリンクを掲載している。今後は予約画面上で宿泊予約と合わせて保険を申し込める「サービス組み込み型」の導入を目指す。また、試験運用を通じてより適切な保険料率も模索する。

キャディッシュ代表取締役の千垣内順氏は「宿泊業界は以前からキャンセル料の未収をめぐる問題を抱えていた。予約番のユーザーは旅館やリゾートホテルが多く、食材の仕入れや人員の確保など事前の準備などを含めて、直前キャンセルやノーショーのダメージは大きい。本保険が宿泊予約のハードルを下げ、宿泊施設のキャンセルリスクを軽減させるきっかけとなることを願う」と語る。