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  • 22.03.01

ホテル・レジャー事業一部資産を売却 シンガポール政府系ファンドへ【西武ホールディングス】

ホテル・レジャー事業一部資産を売却 シンガポール政府系ファンドへ【西武ホールディングス】

西武ホールディングス(東京都豊島区)は2月10日、連結子会社のプリンスホテル(東京都豊島区)が保有するホテル・レジャー事業資産の31物件を、シンガポールの政府系ファンドGICグループに譲渡すると発表。関連会社との間で基本協定書を締結した。

西武HDによれば、現在同社グループが保有するホテル・レジャー事業資産は全76物件あり、うちザ・プリンスパークタワー東京(東京都港区)や苗場プリンスホテル(新潟県南魚沼郡)、サンシャインシティプリンスホテル(東京都豊島区)など31件が売却対象となる。譲渡額は1500億円程度、譲渡益は800億円程度を見込んでいる。譲渡手続きは9月に行われ、その後も西武HD傘下が運営業務およびビルマネジメント業務を受託して営業を継続する予定だ。また、大規模な再開発が予定されているものや西武鉄道の沿線開発との親和性が高いものなどは同社グループが継続保有し、売却対象から除外される。

西武HDは昨年12月、経営改革の一環で、今年4月1日にグループ組織を再編すると発表。新たなホテル運営会社として西武・プリンスホテルズワールドワイドを設立し、現プリンスホテルの事業の一部を承継するとともに、現プリンスホテルと西武プロパティーズを合併して商号変更する西武リアルティソリューションズが、ホテル・レジャー事業資産の保有主体となる予定だ。