保育園・子育て支援施設の運営、保育・教育分野の新規企画やコンサルティング等を手掛けるまちの研究所（東京都渋谷区）は、星野リゾート（長野県北佐久郡）と協業。12月16日に開業する星野リゾートリゾナーレ大阪（ハイアットリージェンシー大阪内、大阪市住之江区）に設けられるアトリエの企画・運営と、客室「アトリエルーム」のプロデュース等を行った。

アトリエはホテル最上階28階に設けられる。「興味」「探索」「表現」「振り返り」の4つのエリアで構成され、創造的思考を育むプロセスを一通り体験できる。創造活動を支えるため、美術・芸術の経験や知見を持つ専門職「アトリエスタ」も配置し、既成の枠にとらわれないクリエイティブコンフィデンスを育むことを目指す。

まちの研究所がホテルと協働で施設を運営・プロデュースするのは本件が初。北イタリア発祥の教育アプローチ「レッジョ・エミリア・アプローチ」を軸に、リゾナーレ大阪のコンセプト「創造力を遊びこむ」に沿って、旅先における学びの環境を創出する。代表取締役の松本理寿輝氏は「学びの場として魅力的な環境は、国内各地にある。『旅』を切り口にした学びの機会を創出できるのではないかと模索していた時に、星野リゾートとの出会いがあった」と語る。