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  • リニューアル、リブランド
  • 23.07.31

ホテル運営・清掃会社が開発した設備管理アプリ【リウシス】

ホテル運営・清掃会社が開発した設備管理アプリ【リウシス】

ホテル清掃のリウシス(名古屋市熱田区)が2019年にリリースした、宿泊施設の設備の修繕や備品を管理するアプリ「HoteKan」の導入・活用が広がっている。

「HoteKan備品」と「HoteKan設備」の二つのサービスがあり、料金はいずれも1施設あたり月額3万円。

HoteKan備品は、客室備品やアメニティの在庫数をスマホやPC等から常時・一目で把握でき、備品の取り出し時・補充時の操作の簡素化、在庫数が少なくなった場合のアラート通知等の機能も備える。HoteKan設備は、施設内設備や家具等の故障、汚れ等のトラブルを記録・共有できる。例えば「305号室の椅子に傷がついた」といったインシデント毎にトピックを立ち上げ、画像や映像を共有したり、チャットを行ったりできる。

特定のインシデントに限定して外部のゲストを招待する機能もあり、工事関係者等の外部事業者と状況を共有できる。

代表取締役社長の苅谷治輝氏は、システム会社を経営するかたわら、2014年6月にホテル経営・運営のエクセルイン(名古屋市熱田区)を事業承継し、その1年後にホテル清掃会社のリウシスを設立。現在は直営ホテル以外の清掃業務も請け負っている。この際、備品在庫や館内設備に関するトラブルが社内で共有されず、長期的に一部の客室を売り止めにせざるを得なかったことがあった。

「設備・備品の情報共有には現場スタッフの協力が不可欠。スタッフ誰もが使いやすいものでなければならない」(苅谷氏)と考えたことが、HoteKan開発のきっかけとなった。HoteKanは苅谷氏が経営するFRINGEが開発し、まずは直営ホテルで運用を始め、リウシスの取引ホテルにも提案、2019年頃から本格的な外販に着手している。