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  • リニューアル、リブランド
  • 23.09.21

大和リゾート運営の23施設をリブランド【アコー】

大和リゾート運営の23施設をリブランド【アコー】

フランス・パリ本拠のアコー(日本:東京都港区)は、9月15日、大和リゾート(東京都千代田区)が運営するホテル23施設約6500室を「グランドメルキュール」「メルキュール」にリブランドし、来年春に一斉オープンすると発表した。この23施設を含むオープン計画により、アコーの日本における運営客室数は1万室に到達、外資系ホテルチェーンとして国内有数の規模に拡大する見通しだ。

大和リゾートは昨年12月、大和ハウス工業(大阪市北区)が売却を発表。今年7月、シンガポール本拠の不動産投資運用会社らが出資する「恵比寿リゾート」が、同社の全株式とロイトン札幌(札幌市中央区)の信託受益権、およびこれらに付随する資産を取得した。

新体制のもとで大和リゾートとアコーが運営受委託契約(MC契約)を結び、リブランドおよび今後の運営計画を進める。各ホテルのスタッフは雇用を継続する。施設はレストランや大浴場等の共用部を中心に改装し、グランドメルキュールとなる施設は一部客室のリニューアルも予定している。23施設は改装の内容によって前後するものの、来年1月末を目途に営業を一旦終了する。

アコー日本代表取締役のディーン・ダニエルズ氏は「日本におけるアコーの存在感を高めると同時に、観光による地域活性化、ならびに分散型旅行の推進を図りたい」と力を込める。

(国際ホテル旅館2023年9月20日号)