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  • 25.01.07

フロント業務 対面、自動化に続く新たな選択肢が生まれる!?【2025年の宿泊業界を大胆予測①】

フロント業務 対面、自動化に続く新たな選択肢が生まれる!?【2025年の宿泊業界を大胆予測①】

◎スマホがルームキー代わりになるソリューション
◎客室で宿泊料金の決済やオプションサービスの注文・精算

 

ホテルや旅館のフロント業務が、再び劇的な変化を遂げようとしている。

スタッフが宿泊客1組ずつに案内・手続きを行う対面スタイル、宿泊客が画面上で操作する自動チェックイン機に加えて、リモートで手続きする、あるいは省略したり簡素したりしてフロントに立ち寄ることなく入室・出発ができるという選択肢も出てきた。

新たな選択肢①スマホのウォレット機能を活用した「Wallet Key」

宿泊施設向けのアクセスソリューション「Vingcard」を提供するアッサアブロイグローバルソリューションズ(東京都中央区)は、スマートフォンのウォレット機能を利用してルームキーと同様の使い方ができる「Wallet Keysソリューション」を提供している。

Wallet KeysソリューションはGoogle WalletとApple Walletの両方と統合されている。いずれも、端末やウォレット機能に組み込まれているデータのプライバシーとセキュリティの保護機能を活用した運用を実現する。

宿泊客はフロントでのチェックイン手続きを行うことなく、直接客室に入ることができ、滞在中にキーカードを持ち歩いたり管理したりする必要がなくなる。また、フロント業務の負荷軽減とリソースの効率化、キーカードの作成と交換、紛失に関するコストの抑制などにも繋がる。

ソリューションはホテルアプリを通じて発行する方法と、ウェブブラウザ経由で提供する方法の二つがある。前者はロイヤルティプログラムとの連携によって会員客により快適な滞在体験を提供することに繋がり、後者はカスタムビルドのアプリを介することなくキーの発行が簡素化される。

新たな選択肢②客室でチェックアウト

デジタルテレビのデータ放送を利用したインフォメーションシステム「EAPTS(イープツ)」シリーズを開発・提供するアート開発(東京都台東区)は、セキュアなシステムを構築・運用する同社ならではの強みを生かし、宿泊客が滞在中に利用できる各種サービスのオーダー・決済ソリューションの構築を支援する。

同社は昨年2024年、チェックアウト手続きと宿泊料金などの決済を客室内で行える精算ソリューション「お部屋でチェックアウト」の提供を始めた。このソリューションにオーダーシステムを連携させることで、有料のオプション備品・サービスの注文と決済をまとめて対応することもできる。

運用例として、テレビ画面上でオーダーを受け付けた後、QRコードを発行、スマホで読み取ってリンク先の専用サイトで決済してもらう、という流れを作ることができる。代表取締役社長の多賀浩一氏は「徴収漏れのリスクを伴うケースの管理にも適しており、食事のルームサービスやマッサージ師の手配など、売上を管理する部門が異なる場合、外部企業に委託している場合などにも活用できる」と語る。

(国際ホテル旅館2025年1月5日号)