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  • 25.06.06

予約サイトや公式HPが予約決定に影響【宿研】

予約サイトや公式HPが予約決定に影響【宿研】

ホテル・旅館のWeb集客コンサルティングを手掛ける宿研(横浜市西区)は、5月、デジタル時代におけるデジタル時代における「宿泊施設選びの意思決定プロセス」に関する消費者調査結果を公表した。

調査結果によると、旅行における宿探しにおいて75%以上が予約サイトを利用しており、SNSなど情報収集の選択肢が多様化している現在の状況においても、予約サイトでの比較検討や公式HPのチェックは行われている傾向が分かった。

 

調査は3月4日から10日まで、外部企業の協力を得て実施。スクリーニング調査で「毎年1回以上国内旅行に行く」かつ「自身が宿泊先の予約をすることが多い」と答えた20歳から79歳の回答者のうち1000人を対象に行った。

宿泊施設探しで利用する情報メディアは「宿泊予約サイト」が最も多く、利用率は全世代の75.5%にのぼった。特に20代と30代を中心に、SNSが宿との出会い=発見するメディアとして機能するものの、若年層であっても宿泊施設探しは予約サイトが中心になるという。

宿泊施設を比較検討する場合に公式ホームページをチェックするかどうかについては、回答者の48%が「必ずチェックする」、38%が「時々チェックする」と回答。さらに、公式HPの出来栄えが予約決定にどれくらい影響するかについては、25%が「とても影響する」、50%が「多少影響する」と答えている。

予約サイトやSNSなど、情報収集の選択肢が多様化している中でも、公式HPは単なる情報源ではなく、どの宿にするかを左右する要素として機能していることが見受けられる結果となった。

 

(国際ホテル旅館2025年6月5日号から抜粋)