マリオット・インターナショナル（米国メリーランド州）は９月３日、同社が運営するホテル客室に備え付けのシャンプー、コンディショナー、シャワージェルについて、ミニボトルから大型のポンプ式ボトルに置き換える計画を拡大すると発表した。

同社が運営する7000軒以上のうち、すでに北米のホテル約1000軒をはじめ20％以上が、大型ボトルを客室のシャワールームで提供している。来年12月までに他ホテルでも大型ボトルへの取り替えを予定している。この取り組みが世界中で完全に実施された際には、年間約５億本のミニボトルの廃棄を防ぎ、約771トンのプラスチック量、現在のアメニティ用品のプラスチック使用量から年間30％の削減に繋がるという。

同社は昨年初め、コートヤード・バイ・マリオット、スプリングヒル・スイート、レジデンス・イン、フェアフィールド・バイ・マリオット、タウンプレース・スイートのセレクトサービスホテル５ブランドでポンプ式ボトルへの取り替えを開始。同社によれば、切り替えを実施した約1000軒のホテルでは宿泊客から肯定的な反応を得ているとしている。すでにアロフト・ホテル、エレメントバイウェスティン、フォーポイント、モクシー・ホテルではポンプ式ボトルを採用しており、ＡＣホテル・バイ・マリオットも本計画の実施を進めている。