セルリアンタワー東急ホテル（東京都渋谷区）は、９月20日にタワーズレストラン「クーカーニョ」をリニューアルオープンした。

クーカーニョは同ホテルの開業以来18年間、ホテルのメインダイニングとしてフランス・プロヴァンス料理を提供。最上階の眺望を楽しめるレストランとしても親しまれている。国内外のVIP客の受け入れやビジネス会食、プライベート利用のニーズやトレンドにより細かく対応するため全面改装を行った。設計デザインはA.N.D.（東京都港区）小坂竜氏が、施工は乃村工藝社（東京都港区）が担当。工期は８月18日からおよそ１カ月間で総工費は約1億2000万円だった。

南仏らしい要素として石畳や木材、塗り壁などを取り入れ、カウンター、ホール、個室のゾーンごとに南仏の優雅な趣を再現する。ホール席の中央にはサービスステーションを新設し、料理のデクパージュ（切り分け）やワインのデキャンタージュ（デキャンタへの移し替え）など、視覚的な臨場感ある演出・おもてなしを行う。個室２室はよりプライベートな空間設計とし、サービス導線を整えることで会合が和やかでスムーズに進む部屋とする。