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  • 20.01.08

客室の出窓が効果的なデザインに【JR東日本ホテルメッツ東京ベイ新木場】

客室の出窓が効果的なデザインに【JR東日本ホテルメッツ東京ベイ新木場】

日本ホテル(東京都豊島区)は昨年11月7日、JR東日本ホテルメッツ東京ベイ新木場(東京都江東区)を開業した。

建物は新木場駅前に位置し、地上10階・地下1階、塔屋1階建て、延床面積6481.62㎡の規模。ホテルテーマは「人と木が織りなす、おもてなし。」で、貯木場があり、材木商や木材加工工場などが集積する新木場の歴史や特性を活かして、建物の外観や内装には木材が効果的に使われている。新木場の新しいランドマークとなる建築を目指している。

ホテルの客室数は189室で、うち半数近い88室はツインルーム。全ての客室が2名以上の定員とし、プレミアムタイプの客室81室には洗い場付きのバスルームを設置するなど、家族連れやグループ客が利用しやすい機能やレイアウトを取り入れた。

建物のファサードは客室の出窓と一体化したデザインとなっている。出窓は3種類の大きさがあり、それぞれ客室内部のプランニングに合わせてベンチやデスクなどとして活用されており、単調になりがちなビジネスホテルのファサードにユニークなリズムを生み出す効果もある。

容積に含まれない出窓をファニチャーとして使うほか、アメニティの収納スペースを壁面にまとめたことで、客室空間を最大限に広く使うことができ、居心地の良い空間を創出した。また、耐震壁を外周部に千鳥配置に設置することで、内部のプランニングの自由度を高める効果もある。