NEWS

ニュース

  • 宴会場、レストラン、料飲
  • 20.05.13

弁当用容器 需要急増【北原産業】

弁当用容器 需要急増【北原産業】

北原産業(岡山県倉敷市)では、3月以降、弁当用の食品容器の需要が急増。引き合いは前年同月比150%となっている。

代表取締役の北原忠氏は「紙製品は、当社の『ハイグレードシリーズ』など高級感のある外装を特徴とする製品が、プラスチック製品では、メイン料理とご飯の2品をセットにして詰め合わせられるタイプが好調です。いずれも、様々な業態の飲食店が、テイクアウトやデリバリーのメニュー開発・販売を強化していることが背景にあるとみています」と語る。

ホテル・旅館においても、テイクアウト・デリバリーメニューに力を入れる動きが盛んだ。北原氏は「普段なら店舗や施設まで足を運ばなければ食べられないメニューが、今ならテイクアウトできたり、デリバリーで配達してもらったりできる。家で過ごす時間を、ちょっと贅沢な食事で楽しめる。そんな機会として捉えている消費者がたくさんいるのではないでしょうか。また、UBER EATSなどのデリバリーサービスの普及や、医療施設への差し入れなどの需要も見込めます」とみる。

今回初めてテイクアウト・デリバリーメニューを企画・開発したホテルやレストランにとっては、一般的な弁当のメニュー数や、ご飯・おかずの重量、食材選びなどに苦労することも多いと北原氏は推測する。「メイン料理1品とご飯を仕切って詰め合わせられるプラ容器は、洋食レストランに最適です。ホテルやレストランにとってテイクアウトメニューは、通常来店客に料理を提供するのと全く異なるオペレーションが求められ、苦労も多いと思います。当社としても、盛り付け方法を提案するパンフレットを作成するなどして、テイクアウトサービスを応援していければと思います」(北原氏)