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  • 20.06.25

「クレベリン」好調 生産体制増強へ【大幸薬品】

胃腸薬「正露丸」や衛生管理製品「クレベリン」シリーズを製造販売する大幸薬品(大阪市西区)は、クレベリンシリーズの好調が業績に寄与。2020年3月期は売上・当期純利益ともに過去最高を更新した。
売上高は前期比43%増、当期純利益は同73%増。特に衛生管理事業は前期比91%増の大幅増収となった。今期は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けることから見積もりが困難としているが、クレベリンの需要増などを見込む。

クレベリンは二酸化塩素の成分の働きで空間の菌・ウイルスを除去する。新型コロナウイルスについては現段階で有効性を示すデータは揃っていないものの、空間除菌に対する製品ニーズが高まっているとして、製造ラインや稼働時間を増やして昨年同時期よりも3倍の増産体制を整え、今後は同10倍の供給を目指す。代表取締役社長の柴田高氏は「自宅だけでなく、ホテルやレストランなどの商業施設に設置する業務用の需要も高まっている。広い空間に対応した大容量製品のほか、特定の需要をターゲットにした製品の開発も検討している」と語る。販売体制も強化するため、オンライン販売の体制整備も検討している。