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  • 22.02.07

コミュニティ通貨で地域を元気に【カヤック、GENDA SEGA Entertainment】

コミュニティ通貨で地域を元気に【カヤック、GENDA SEGA Entertainment】

アミューズメント施設運営のGENDA SEGA Entertainment(東京都大田区)とコンテンツ開発などのカヤック(神奈川県鎌倉市)は、1月26日から秋葉原地域のコミュニティ通貨(電子地域通貨)サービス「まちのコイン(通貨名:アキコ)」の運用を始めた。同日時点でGENDA SEGA Entertainmentが運営する「SEGA秋葉原」4店や、神田明神、秋葉原ワシントンホテルなど、30カ所が加盟。コインは地域活動にしたり、現地での体験をSNSに投稿したりすることで付与され、地域内における相互送客やリピーターの促進、SDGsへの貢献などに波及することが期待される。

アキコは、カヤックが開発した「まちのコイン」の枠組みを活用して運用する。まちのコインは特定の地域に限定して流通するポイント制度で、ユーザーは専用アプリを通じてアキコを獲得したり、利用したりすることができる。換金性はなく、発行から一定期間で回収されるため、獲得と利用を繰り返すことで運用される。参加する企業や店舗にとっては、業種の違いや競合関係を超えた加盟店間の相互送客や連携強化、新規とリピーターを問わず顧客との関係性深化、そしてSDGsへの貢献といった効果が期待される。

秋葉原ワシントンホテル(東京都千代田区)は、朝食ブッフェ用に用意したメニューの一部を詰め直したランチボックスを、フードシェアリングサービス「TABETE」を通じて450円で販売。この購入者は100アキコを獲得することができ、同ホテルにとっては食品ロス削減に繋げられる。同ホテルではこれ以外にも、フロントでの簡単なゲームへの参加やSNSアカウントのフォローなどにアキコを提供する一方、館内に設けられたコミックスペースの一時利用にアキコをもらうなどの取り組みを行っている。