7月1日に開業予定のフェアモント東京（東京都港区）は、5月16日、ラブラドールレトリバーの「セリーン（SERENE）」をハーティスト（従業員）として迎え、最高ハピネス責任者（CHO、チーフハピネスオフィサー）に任命したと発表した。

セリーンは1階ロビーで訪れる人々を出迎える。「フェアモント」と声を掛けると手を差し出して〝ワンタッチ〟するなどして歓迎の気持ちを表現。訪れる人々との交流を通じて「MAKE SPECIAL HAPPEN（心に残る特別な瞬間を）」届ける。セリーンが活躍することで、他のハーティストにも癒しと活力を与える存在になる。

フェアモントは「真のラグジュアリーは、インクルーシブである」という理念のもと、包容力のあるラグジュアリーホテルを目指している。その象徴的な取り組みの一つが愛犬プログラム「Canine Ambassador（ケイナインアンバサダー）」で、バンクーバーやボストンなど８ホテルが導入している。ケイナインアンバサダーは〝ワン〟ハーティスト（ワンちゃん従業員）による交流を通じて、利用客に癒しと笑顔を届ける。

（国際ホテル旅館2025年5月20日号から抜粋）