伊香保温泉の老舗旅館であるホテル木暮（群馬県渋川市）は、3月29日、露天風呂付客室をオープンした。

露天風呂付客室は3階山水亭の客室を改装したもの。風呂には日本の伝統文様である麻の葉模様のタイルを、壁面には切り絵の装飾を施し、湯に浸かりながら歴史と文化に触れる特別な時間を提供する。宿泊料金は1室2名利用の場合、1泊2食付きで一人3万8650円から（税サ込）。

ホテル木暮は、まもなく創業450年を迎えることを記念して大規模リニューアルを実施。昨年夏には朝食ダイニング「空森（そらもり）」をオープン。露天風呂付客室は、これに続く第二弾となる。

サービスコンダクターの横尾小百合氏は「時代に合った空間・デザイン・清潔感を常に提供できるように心がけ、館内改装を継続的に実施してきた。今回のリニューアルでは、客室は静謐なデザインの中に日本の伝統美をちりばめ、部屋の中にいながら伊香保の文化に触れて過ごせるような空間とした。室内の導線や家具配置も変更した」と語る。

（国際ホテル旅館2025年6月5日号から抜粋）