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  • 26.06.22

秋葉原に長期滞在型ホテル開業【セクションL】

秋葉原に長期滞在型ホテル開業【セクションL】

長期滞在型ホテルを運営するセクションL(東京都千代田区)は、2月1日、東京・秋葉原にアパートメントホテル「Section L Akihabara(秋葉原)」を開業した。同社としては千代田区初出店となり、集合住宅をコンバージョンした施設となる。

Section L Akihabaraは、東京メトロ末広町駅から徒歩2分の場所に位置し、客室22室を備える。デザインコンセプトを「レトロゲーマー」とし、世界的にも知られる秋葉原のゲーム・アニメ文化を宿泊体験に取り込み、ロビーにはテレビゲーム機やソフトを設置した。

客室は全室に調理器具を完備したキッチン、洗濯乾燥機、リビング・ダイニングエリアを完備している。訪日外国人旅行者のグループ宿泊・中長期滞在ニーズの高まりや、「体験」を重視する旅行スタイルの潮流を踏まえて、同施設は〝泊まること自体がゲーム体験の延長となるホテル〟を目指す。

 

セクションLは2020年2月に創業し、東京・銀座に1号店を開業した。現在、自社ブランドのアパートメントホテル「Section L」を東京都内で13カ所運営しており、不動産投資会社等と運営委託契約で連携し、既存建物をコンバージョンし出店している。創業メンバーの多くがホテル不動産投資と運営のプロフェッショナルで、不動産の収益性と顧客満足度を同時に追求する、新しいホスピタリティマネジメントを提案する。

運営の特色として、同社が独自開発したプラットフォーム「InterSection(インターセクション)」の運用と、出店地のカルチャーや街の雰囲気をテーマにしたインテリアデザインや宿泊サービス、地元アーティスト等を積極起用したアートの展示等がある。

開始InterSectionは、運営の効率化とゲストの滞在体験向上を目的として開発された。主な機能として「非接触チェックイン」「ゲストのリクエスト受付」「ゲスト同士の交流促進」「ゲストおよびスタッフ業務の統合管理」がある。

このたび、ホテル向けセキュリティソリューションのヴィングカード(Vingcard、東京都中央区)が提供するクラウド版アクセスソリューション「Vostio(ヴォスティオ)」とInterSectionが連携し、宿泊客のスマートフォンに搭載されている各種ウォレットアプリにルームキーを配信する「ウォレットキー」サービスを開始した。

アプリのダウンロード等は不要で、これまでのモバイルキーに比べてもはるかにスマートに利用を開始できる点が強み。Section L Akihabaraのオープンに合わせ
て導入され、順次、他の施設でも採用に向けた準備が始まっている。

最高執行責任者のGavin Weightman(ギャビン・ウェイトマン)氏は「InterSectionは、ゲストと私たちを常に繋ぎ、ゲストのパーソナルデータや滞在満足度向上のヒントを得られる重要なプラットフォーム。『ゲストエクスペリエンス』と『スタッフの接客品質』の双方を向上させ、セクションLならではの運営・サービスを支えている」と語る。

「セクションLが目指しているのは、ラグジュアリーホテルに匹敵するようなホスピタリティを、テクノロジーの活用によって、利用しやすい料金体系で提供可能にすること。決してテクノロジーによってサービスを妥協することはない。スタッフはゲストの顔と名前を覚えるくらい親しみと温かみを感じられる〝warm hospitality〟こそが、セクションLが目指す滞在体験となる」とウェイトマン氏。

 

ヴィングカードを展開するアッサアブロイグローバルソリューションズジャパン
(東京都中央区)代表取締役社長の深尾大地氏は「ヴィングカードが世界で展開するWallet Key(ウォレットキー)は、宿泊体験と宿泊運営の双方に革新をもたらすソリューション。スマートフォンのウォレット機能に直接ルームキーを格納することによる顧客体験の向上、フロント業務の負担軽減による運用効率の改善、端末認証や暗号化技術による管理での高いセキュリティ水準の確保、そしてプラスチックの使用量削減によるサステナビリティへの貢献と、様々な価値を同時に実現する。単なる「鍵のデジタル化」にとどまらない次世代インフラとして、ホテルキーの新スタンダードとなると考えられている」と語る。

 

(国際ホテル旅館2026年6月20日号から抜粋)