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- 宴会場、レストラン、料飲
- 20.05.03
土鍋炊きの“本物の”ごはんを電気炊飯器で【シロカ、JTB商事】
本物の伊賀焼土鍋をそのまま使用した全自動電気炊飯土鍋「かまどさん電気」(シロカ)。火加減や調理時間の管理が難しいとされる土鍋ごはんを、ボタン一つで簡単に炊き上げることができる。もともと一般家庭向け製品として開発されたが、炊き上がったごはんのおいしさが評判を呼び、和食の名店やホテルなどで続々と採用が決まっている。
リッチモンドホテルプレミア浅草インターナショナル(東京都台東区)は、和洋80種類以上のメニューを揃えた朝食ビュッフェが国内外の宿泊客から人気だ。
メニューの目玉は「かまどさん電気」による炊きたてごはんだ。会場では5台の「かまどさん電気」がフル稼働している。
以前はブランド米を大型のIH炊飯器で炊いていたが、炊きたての味や香りが時間とともに劣化し、調理時間もかかるという課題があった。そこで、お米の銘柄よりも炊き方にこだわり「普段から食べているお米を『こんなにおいしい』と思うレベルに炊き上げる」(料飲支配人・石井康彦氏)方向性に切り替えた。
「かまどさん電気」は「土鍋炊きごはんと変わらない味を、従来のオペレーションを大幅に変えることなく提供できる」(石井氏)点に着目。火加減や炊き時間を管理する必要がなく、ボタンひとつで本格的な土鍋ごはんを炊けることが決め手となった。
5台導入したのは、それぞれが炊き上がるタイミングをずらすため。100席のレストランで3合炊きの土鍋をガス炊きで毎日提供することは非常に難しいが、電気で炊ける「かまどさん電気」だからこそ、5台をフル回転させながら炊飯することで、炊きたてのおいしい土鍋ごはんを提供できるようになった。
石井氏は「お米の甘み、粒立ちがIH炊飯器とは全く違います。お客さまからは『どこのお米ですか?』という質問を受けるほど。火加減の調整につきっきりにならずにおいしく炊けるのはとても助かります。会場ではお客さまとの会話も生まれ、私たちの接客のテーマである『コミュニケーションの生まれるビュッフェ』が実現しました」(石井氏)
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