観光地や観光・宿泊施設の人材サービスなどを手掛けるダイブ（東京都新宿区）と、農業人材シェアリングのシェアグリ（東京都千代田区）は、４月14日に業務提携を発表した。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、技能実習生の来日が困難となった農業生産者の人手不足と、観光業で働く若者の雇用機会を確保することが目的。ダイブに登録している派遣スタッフに、シェアグリが提携する農業の就業先を紹介する。

観光業界で一時的な休業や雇い止めが発生するなか、今回の提携を通じて、ダイブの登録派遣スタッフに農業の就業先を紹介。農業生産者の人手不足をサポートすると同時に、観光業で働く若者の雇用機会を守ることを目指す。収束後は観光業に継続的な雇用が必要となり、農業も予定していた外国人技能実習生の受け入れが始まる。今回の提携を一時的な取り組みにとどめず、将来的にも業界を超えた人材の課題解決に連携する構えだ。