TOP INTERVIEW
経営者に聞く
-
「人が人をもてなす」基本守り改革進める【アールエヌティーホテルズ】
ロイヤルホールディングス(東京都世田谷区)傘下のアールエヌティーホテルズ(東京都世田谷区)。コロナ禍においてはロイヤルグループのリソースを活用・共有しながら間接業務を減らし、組織の適正化などを進める構造改革を行ってきた。代表取締役社長の本山浩平氏は、その中で模索を続けてきたからこそ、見えてきたこともあったという。 「国内ビジネス旅行の宿泊需要は、もう2019年時点の水準に100%戻ることは難しいだろうとの前提のもとで『選ばれるホテル』になるための努力を進めます」(本山氏)。 特に課題となっていたのが、国内の観光・レジャー旅行客をいか... -
部門を超えたプロジェクトを発足【JR西日本ヴィアイン】
JR西日本ヴィアイン(兵庫県尼崎市)は、昨年7月に滝口謙一氏が代表取締役社長に就任した。滝口氏は西日本旅客鉄道(JR西日本、大阪市北区)に入社後からホテル事業に長く携わり、1997年開業のホテルグランヴィア京都(京都市下京区)の立ち上げをはじめ、主にグランヴィアブランドの運営管理に従事してきた。滝口氏は「主にフルサービスホテルでの経験が長いですが、新任地でもこれまでの経験を活かしていきたい」と語る。 就任直後に大阪府で緊急事態宣言が発出されるなど、厳しい状況下での船出となった。 「ヴィアインホテルチェーンは、出張などのビジネス旅行者をメ... -
個性的な15のホテルブランドを展開【ソラーレ ホテルズ アンド リゾーツ】
ソラーレホテルズアンドリゾーツ(東京都港区)は、昨年2021年に12軒をオープンしたが、うち9軒が既存ホテルのリブランドによるものだった。代表取締役社長の井上理氏は「今年2022年はさらに多くのホテルをリブランドオープンすることになると思います」と語る。 リブランドオープンしたホテルの中には「ACCESS by LOISIR HOTEL」「CHISUN BUDGET」「SH by the square hotel」など、新しいブランドもある。現在は15ブランドを展開していますが、これも今後さらに増える見通しだ。 「ブランドコンセプトやイ... -
ホテル激戦区で大ヒット Manga Library
国内各地でクインテッサホテルやホテルヒューイット・ヒューイットリゾートなどを展開するコアグローバルマネジメント(東京都中央区)。同社が昨年2月に新規開業したクインテッサホテル福岡天神Comic & Books(福岡市中央区)は、コロナ禍にありながら周辺の宿泊主体型ホテルと比べても好調な稼働・売上をあげている。その理由はロビー一面のブックシェルフに並べられた約7000冊ものコミックにある。 このコミックはMANGA Library(マンガライブラリー)として、福岡天神のほか、既存の運営ホテルを改装・リブランドする形で、クインテッサホ... -
社員の「カイゼン」提案 2億円超の売上効果【ベッセルホテル開発】
ベッセルホテル開発(広島県福山市)は、2021年度は宿泊単価が前期比10%以上、客室稼働率も10ポイント以上上昇するなど、業績に底打ちの兆しが見えた。代表取締役社長の瀬尾吉郎氏は「社員やスタッフ、取引先やオーナーの皆さんに助けられた。取引先やオーナーには当社のさらなるコスト削減策に骨を折ってもらったばかりでなく、宿泊客の紹介や宿泊前売り券の購入などにも力を貸してもらいました」と振り返る。 事業立て直しの大きな原動力となったのが、社員・スタッフの発案による「カイゼン活動」だ。客室以外の空間を活用した様々なアイデアを、各ホテルで実践している。...