TOP INTERVIEW
経営者に聞く
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温泉旅館事業ATONA(あとな)立ち上げ【日本ハイアット】
ハイアットと日本市場の関わりは50年を超える。 日本ハイアット(東京都千代田区)代表取締役の坂村正彦氏は「1970年に日本にセールスオフィスを開設し、1980年に国内1号店のホテルセンチュリーハイアット(現ハイアットリージェンシー東京、東京都新宿区)を開業。以来、時代の変化に応じた開発・出店を進め、近年は訪日外国人旅行者を含む観光ニーズに対応すべく、観光地やリゾートエリアへの新規出店も行っている」と語る。 今後も日本においては現行ブランドの出店計画を進める一方、この日本ならではの文化資源や精神性のようなものを体験できる滞在型レジャー... -
宿泊業の核「人」の課題に対応【オリックス・ホテルマネジメント】
オリックス・ホテルマネジメント(東京都港区)では、昨年2022年に宿泊需要が順調に回復。取締役社長の似内隆晃氏は「9月までの上半期は旅館事業が業績を牽引したが、10月以降は出遅れていた都市部のホテル事業も本格的に回復してきた」と語る。 訪日外国人旅行者の受け入れも本格的に再開。「都市部のホテルにとっては朗報。海外エージェントに対するセールス活動も再開し、コロナ禍以前に交流のあった国・地域の教育機関等を通じた採用活動やインターンシップの受け入れ等に向けて、交流を再整備する準備を始めている」(似内氏)という。 業界全体は深刻な人手不足に... -
新しいホテルの過ごし方を提案【スーパーホテル】
コロナ禍を機に、新たな滞在体験を次々と提案するスーパーホテル(大阪市西区)。代表取締役社長の山本建策氏は「ホテル周辺の近隣在住者をターゲットに、宿泊を通じて日常の疲れをリセットしたり、地元の魅力を再発見したりする『安・近・短』の小旅行を提案。周辺飲食店で利用できる食事券をセットにした宿泊プランの販売や、地酒を含むアルコールやソフトドリンクを泊客自身がアレンジして利用できるフリーのウェルカムバーの設置等を行っている」と語る。 地元客や女性の一人客、シニア世代等、新たな顧客層との接点が生まれ、あるホテルでは、照明一体型プロジェクター「popI... -
MCによる新規出店を進める【ベッセルホテル開発】
ベッセルホテル開発(広島県福山市)は、3月にベッセルイン高田馬場駅前(東京都新宿区)を新規開業する。 代表取締役社長の瀬尾吉郎氏は「当社としては32施設目となる。客室160室の中にはプライベートサウナを備えたプレミアムスパルームもあり、ホテルの特徴を際立たせるようなコンテンツを取り入れることに、近年特に力を入れている」と語る。 また、東京都内では既存ホテルのリブランドによる出店も決定。現運営会社との契約満了に伴うもので、オーナーとはMC契約を締結。現在は休業中で大規模リニューアル工事を進めている。また、沖縄県沖縄市では、すこやかホー... -
世界的な顧客基盤を武器に規模拡大【CROSS HOTELS & RESORTS】
タイ・バンコク本拠でライフスタイルホテルやリゾートホテルを運営するクロスホテルズ&リゾーツ(CROSS HOTELS & RESORTS)。世界各国にネットワークを持つオーストラリアの大手旅行会社フライト・センター・トラベル・グループを親会社に持つ強力な顧客基盤を背景に、東南アジアや豪州等で17ホテルを展開する。日本では2021年7月、沖縄・古宇利島に「アウェイ沖縄古宇利島リゾート(AWAY OKINAWA KOURI ISLAND RESORT)を開業したが、今後、都市部も含めてさらに出店展開を進めたいとしている。 同社はCRO...