TOP INTERVIEW
経営者に聞く
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売れ残ったパンをビールにアップサイクル【シンクロ・フード/CRUST】
飲食店経営支援のシンクロ・フード(東京都渋谷区)は9月1日、シンガポールのフードテックカンパニーCRUST Group(日本法人CRUST JAPAN、東京都港区)に出資したと発表した。 CRUST Groupは、まだ食べられるのに売れ残り、捨てられてしまう予定だった余剰食料をクラフトビールやジュース等の飲料製品にアップサイクルする事業を手掛けている。シンガポールのマリーナ・ベイ・サンズ、日本でもアマン東京(東京都千代田区)が食品ロスのパンを原料にしたビールをホテルオリジナル製品として販売・提供した実績がある。 CRUST JAPA... -
本館客室6室に温泉露天風呂を新設【古屋旅館】
静岡・熱海の老舗旅館、古屋旅館(静岡県熱海市)は、9月26日から本館客室6室の改装工事を実施。11月15日のリニューアルオープンを予定している。 対象となる客室には同館が単独で所有する自家源泉の温泉を引き込んだ露天風呂を設け、内装も一新する計画だ。浴室は国産ヒノキを使った総ヒノキ造りで、屋外側には角度や高さが都度調節可能な電動ブラインドを取り付ける。屋外の空気を感じながらプライベートな入浴が楽しめる全天候型の露天風呂として、同館の主要顧客層であるカップル・夫婦や家族連れの取り込みを強化する。 同館は2005年に本館の客室4室に露天風... -
活かせ、若い感性 5種のパフェメニューを企画 【横浜ロイヤルパークホテル】
横浜ロイヤルパークホテル(横浜市西区)は、9月15日からレストラン&バンケット「フローラ」で期間限定のパフェ3種と新作パフェ2種を発売する。 調理部門とサービス部門の若手社員4名からなるプロジェクトチーム「白いルピナス」が、約半年の構想期間を経て考案したもので、フローラの新たな目玉商品となることが期待されている。今回、白いルピナスのメンバーの一人である調理部レストラン調理課レストラン&バンケットの戸塚風花氏に聞いた。 ――白いルピナスは、なぜ結成されたのか。 戸塚 フローラの14時から17時のティータイムに、目玉となるメニューを開... -
古い建物を長く生かす「再生建築」 ホテルでも実績【再生建築研究所】
建物を「壊す文化から残す文化へ」―――。「再生建築」という新たな建築手法を通じて、社会課題の解決とサステナブルな社会の仕組みづくりに取り組んでいるのが再生建築研究所(東京都渋谷区)だ。築年数が古いという理由で廃墟・撤去されてしまう建築物の寿命を伸ばし、継承することに挑戦している。 同社の理念や技術を象徴するのが、同社がオフィスを構える東京・表参道の「ミナガワビレッジ」だ。検査済証の無い築60年の木造建物を含む4棟について、現行法規に適合する改修・補強工事等を行ったもので、昨年秋にはグッドデザイン賞2021ベスト100に選出された。 ... -
地域のショーケース・インキュベーターとなる宿泊施設【温故知新】
オールスイートのスモールラグジュアリーホテルである瀬戸内リトリート瀬戸内青凪(愛媛県松山市)や、玉野競輪場内に新設されたKEIRIN HOTEL 10(岡山県玉野市)など、個性的な宿泊施設を国内各地で運営する温故知新(東京都新宿区)。デスティネーション=旅の目的地として、その土地の活性化や振興に貢献する宿になるというビジョンのもと、個別のコンセプトを打ち出す。 代表取締役の松山知樹氏は「温故知新を創業したのは2011年2月。もともと大手リゾート会社でホテルや旅館の再生・リブランドを担当していた経験から、ブランドの基準にホテルや旅館を当ては...