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経営者に聞く
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泊まるからこそ体験できる魅力を【ホテルメトロポリタン鎌倉】
4月24日、神奈川県鎌倉市に「ホテルメトロポリタン鎌倉」が開業した。138室の客室は女性の観光・レジャー需要を意識した機能や設備・備品が充実。日帰り観光が主流の鎌倉において、総支配人の深澤一郎氏は「宿泊するからこそ体験できる魅力」の発信に力をいれる。 開業計画の段階で設定したペルソナ(仮のターゲット顧客像)は「50代の女性。家事や育児、仕事が一段落し、海外も含めて旅行経験が豊富な方」(深澤氏)を想定。その思想が客室にも反映され、客室は全室2名で宿泊可能、一部客室タイプは最大3名で宿泊できる。また、女性2人が同時に身支度を整えられるよう、独... -
客室の除菌を「見える化」【クリエイティブクリーン】
全国に14ホテルを展開するコアグローバルマネジメント(東京都中央区)は、ホテル館内の衛生管理に努めている。8月からは客室の徹底除菌を見える化する取り組み「Core’s Clean Staying」を開始、さらに安心・安全な滞在環境づくりに力を入れている。同社グループホテルの清掃メンテナンスや施設保守管理を手掛けるクリエイティブクリーン(東京都中央区)代表取締役で、コアグローバルマネジメントの取締役副社長の山田昌敬氏は「この経験が評価されて、外部ホテルの引き合いも増えてきた」と語る。 「客室清掃では、複数の種類の除菌剤・消毒液を使って清拭消... -
開業20周年 歴史と価値を守りつつ新たな価値観にも対応【渋谷エクセルホテル東急】
東京・渋谷駅に直結し、街を象徴するランドマークとして親しまれている「渋谷マークシティ」。ここに2000年開業した渋谷エクセルホテル東急(東京都渋谷区)は、この4月7日に開業20周年の節目を迎えた。これに先立ち、4月1日付で総支配人に就任した鳥井武志氏は「20年の歴史を守りつつ、これまでの実績に胡座をかくことなくホスピタリティと快適な滞在を追求したい」と語る。 鳥井氏の就任と開業20周の節目は社会経済が難しい状況下での船出となってしまった。同ホテルも国の緊急事態宣言を受けて一時休業を余儀なくされたが「1カ月半の休業期間を経て6月に営業を再開... -
客室数を倍増し新装オープン【ホテルかずさや】
7月17日に新装オープンしたホテルかずさや(東京都中央区)。既存のホテルと隣接の商業ビルを取り壊して新たに建物を建設した。新装ホテルにおいても江戸の伝統を引き継ぎ、1891年(明治24)の創業以来、受け継いできたおもてなしの精神に基づいたサービスを提供する。 工藤哲夫社長は「都内各所へのアクセスが良好な立地環境などを踏まえて、従前からの主力顧客層であるビジネス客に加えて、観光・レジャー客、インバウンド客など、より幅広い層の宿泊客を受け入れることを想定。客室数は前ホテルの2倍以上、客室タイプも拡充した」と語る。 コロナ禍の開業となった... -
「out of box」の精神でピンチをチャンスに【東京マリオットホテル】
東京マリオットホテル(東京都品川区)は、緊急事態宣言の発令を受けて4月20日から臨時休業し、6月6日に営業を再開した。2017年から同ホテルの副総支配人・総支配人代行などを歴任し、今年7月に総支配人に就任した山下誠氏は「休業中は営業再開に備えて徹底した衛生・健康管理の対策を講じ、マリオット・インターナショナルが策定した衛生基準、および厚生労働省が示したガイドラインに沿って当ホテル独自の感染症対策を作った」と語る。 「安心・安全な滞在の提供のためには、こうした取り組みを厳格に実践することも大事だが、取り組みの「見える化」を図る、広く発信する...