TOP INTERVIEW
経営者に聞く
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各地で実践「地域共創プロジェクト」【オリックス・ホテルマネジメント】
オリックス・ホテルマネジメント(東京都港区)は、昨年2021年5月から「地域共創プロジェクト」を始動した。 第一弾として、会津若松市・京都市・別府市で映画やテレビ番組などのロケを誘致。別府温泉杉乃井ホテル(大分県別府市)では人気バラエティ番組の収録を行ったほか、昨年2021年12月1日に建て替えのため閉館したHana館では映画の撮影なども行った。 お祭りや会合など、地域の人が集まる場に参加して関係を構築することもプロジェクトの一環。2020年10月に開業した箱根・強羅佳ら久(神奈川県足柄下郡)のスタッフは、箱根を代表する祭り行事の一つ「... -
魅力ある地域づくり 宿泊業界が先頭に【全日本ホテル連盟(ANHA)】
昨年2021年4月1日、全日本シティホテル連盟(JCHA、東京都千代田区)は「一般社団法人全日本ホテル連盟(ANHA)」に名称を変更した。創立50周年を記念したもので、1971年(昭和46)全日本ビジネスホテル協会として発足し、ビジネスホテル業態の認知・普及に大きな役割を果たしてきた同連盟。名称変更を機に「新しい物語を、ホテルから」というステートメントのもと、日本や地域に新たな風を起こすイノベーターとなることを目指す。 コロナ禍が日本の宿泊経営に打撃を与えている。清水氏は「観光需要の喚起策としてGoToトラベル事業が行われたが、途中から会... -
DXと共存するホテル運営【グローバルエージェンツ】
7月1日に直営ホテル6ブランド11ホテルのアンブレラ・ブランド「LIVELY HOTELS(ライブリーホテルズ)」を発表した、グローバルエージェンツ(東京都渋谷区)。各ブランド独自のコンセプトや確立された世界観を継続しつつ、DXに代表されるインフラやサービスなどを全社共通とすることで、運営ホテル全体の滞在価値を高めることを目指す。 代表取締役の山崎剛氏は、ライブリーホテルズにおいて、DX化を重要な取り組みに位置づける。「スタッフがホスピタリティサービスに集中する環境づくりのためにも、ルーティンワークのシステム化・自動化が必須でした。単純だ... -
全ては「ホテルの価値向上」のために【ソラーレホテルズアンドリゾーツ】
2020年6月に事業再生支援チームを発足したソラーレホテルズアンドリゾーツ(東京都港区)。宿泊業界の足元の事業環境は厳しい状態が続いているが、代表取締役社長の井上理氏氏は「事業再生ニーズがまだ顕在化していないケースも多いと思われます。仮に国内の感染者数が収束しても、訪日外国人旅行者の本格的な受け入れ再開にはさらなる時間を要するでしょうから、宿泊需要への影響は今後3年ほど続くと見込んでいます」と語る。 本紙8月5日号では、コロナ禍の最中である今年2021年に14ホテルの新規/リブランドオープンを果たす見通しの同社の強さの原動力と今後の展望に... -
泊まるからこそ体験できる魅力を【ホテルメトロポリタン鎌倉】
4月24日、神奈川県鎌倉市に「ホテルメトロポリタン鎌倉」が開業した。138室の客室は女性の観光・レジャー需要を意識した機能や設備・備品が充実。日帰り観光が主流の鎌倉において、総支配人の深澤一郎氏は「宿泊するからこそ体験できる魅力」の発信に力をいれる。 開業計画の段階で設定したペルソナ(仮のターゲット顧客像)は「50代の女性。家事や育児、仕事が一段落し、海外も含めて旅行経験が豊富な方」(深澤氏)を想定。その思想が客室にも反映され、客室は全室2名で宿泊可能、一部客室タイプは最大3名で宿泊できる。また、女性2人が同時に身支度を整えられるよう、独...