大藤エンジニアリング（名古屋市千種区）は、非常時の誘導案内などを自動放送できる拡声装置「メガスピークメガホン」を販売。鉄道駅や空港、ホテル、観光施設、公共施設などに導入実績が多数ある。

地震や台風、火災など、災害の発生を知らせるものや、避難誘導、各種案内など、約600種類の音声メッセージを収録する。全ての音声メッセージは日本語と英語、中国語、韓国語の４言語で収録してある。

導入先にはホテル・旅館もあり、全国展開の宿泊特化型ホテルチェーンや客室数の大きいフルサービスホテル、温泉旅館などで幅広く採用されている。高層ビルの上層階などで営業している複合施設内のホテルでは、ビル全体を管理する防災センターが手薄になる夜間などに災害が発生した時にホテル主導で精度の高い避難誘導が行えるよう導入した。やや強い地震が発生した時や非常ベルが誤作動を起こした時などに、メガスピークメガホンで異常が無かった旨を多言語放送するだけで、スタッフの対応業務の負荷が大幅に減ったことも。