全日本ホテル連盟（ANHA、東京都千代田区）は、２月25日13時30分からコンプライアンスセミナーをオンライン開催した。受講料は無料で、連盟正会員や準会員、賛助会員が対象。

昨年12月、GoToトラベルキャンペーンの給付金をめぐる不正受給問題を受けて、観光庁は旅行業・宿泊業の事業者に内部統制の強化とコンプライアンスの向上に努めるよう、関連団体に通達した。セミナーはこの通達を受けて行うもので、連盟会員企業が各社レベルで規範遵守の意識を高めることが目的。ANHAによれば、各関係団体の中でもANHAがいち早く対策に取り組んでいるという。

講師の梅田徹氏は麗澤大学国際学部教授で、国際法、企業倫理が専門。同大学企業倫理研究センター長を務める。朝日新聞社「朝日企業市民賞」社外選考委員等を歴任し、ライブドアのアドバイザーとして同社の復興に携わったほか、多くの企業でコンプラインス研修の実績がある。