マリオット・インターナショナル（米国メリーランド州）は、５月からホームレンタルサービス「ホームズ＆ヴィラズ・バイ・マリオット・インターナショナル（Homes & Villas by Marriott International）」を始めた。アメリカ、ヨーロッパ、カリブ海、ラテンアメリカにおける100以上の街・エリアで2000軒超のラグジュアリー＆プレミアムホームズを貸し出す。

利用客には24時間体制のサポート、高速Wi－Fi、プレミアムリネンおよびアメニティ、リクエストベースの家族向けサービスが付いた、清掃された家が貸し出される。マリオットは、これまでプロパティを運営してきた物件管理会社とともに同サービスを展開。既存のホテルオーナーや運営会社に加えて新たな物件管理会社を加え、今後は対象地域での物件数を増やすだけでなく、その他のマーケットでもサービスを拡大することを想定している。

マリオットは昨年、ヨーロッパの一部都市で同サービスのパイロット版となるプロジェクトを試験的に実施。既存ブランドの延長線としてトリビュートポートフォリオホームズとして行ったところ、予約客の９割がマリオットの会員プログラム「Marriott Bonvoy」メンバーで、４分の３以上が家族や友人を伴うレジャー旅行だった。また、平均滞在日数は通常のホテル滞在の３倍にのぼった。

物件の検索や予約は、まずはホームズ＆ヴィラズ・バイ・マリオット・インターナショナルのＷｅｂサイトを通じて行う。さらに、Marriott Bonvoyアプリや旅行代理店など、他のチャンネルを通じた販売についても検討を進めている。