美容サロン・ブランド「HIKARINO」（ヒカリノ）を運営する光巨プロジェクト（横浜市中区）は、光によるスキンケア機器とこれを利用したスキンケアプランを企画した。スキンケア機器は安全かつ簡単に操作できることから、セルフエステのプラン・アイテムとしてホテル・旅館の客室や大浴場、リラクゼーションサロンなどへの導入を提案している。

「光の照射による創傷治癒や肌の抗老化は、NASAをはじめ国内外の公的機関・医療機関が研究を進めています。光が肌細胞を活性化させ、肌の深部にアプローチできるとされています。当社では美白や毛穴の引き締め、しみ・しわなど様々な肌の悩みに対してヒカリノを提案しています」

同社代表取締役の土屋光巨氏は語る。土屋氏は、この研究を応用したスキンケアマシンと、合わせて使うための化粧水・美容液などを企画。ヒカリノのオリジナルブランドとして製品化した。

スキンケアマシンは板状の発光面から７色の光を出す。スキンケア用には赤色の光を使い、肌を傷めることなく安全に皮膚細胞へ働きかける。この光を、化粧水などで肌を整えた顔に20分ほど照射する。化粧水にはビタミンＣ誘導体やプラセンタエキス、酒粕エキスなどを配合し、マシンと合わせて使うことで肌への浸透を促す。

「光を当てるだけ」というシンプルな操作性から、同社は本格的な機器によるセルフエステとして提案を進めている。その提案先の一つにホテルや旅館などの宿泊施設があり、土屋氏は「セルフエステとの親和性は非常に高い」と語る。

マシンは販売・レンタルの両方で対応。レンタルの場合、2年契約で1台月1万8880円（税別・配送設置費別）から導入できる。また、消耗品である化粧水や美容液は配合成分のカスタマイズにも対応する。「地域ならではの肌に良い素材を使うなど、『ご当地スキンケア』のご提案も可能です」と土屋氏。