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  • 開発、開業計画
  • 19.11.13

土浦駅ビルに「星野リゾートBEB5」【アトレ】

土浦駅ビルに「星野リゾートBEB5」【アトレ】

JR東日本グループで駅ビルの開発・運営などを行うアトレ(東京都渋谷区)は、JR土浦駅に直結した商業施設「PLAYatre TSUCHIURA」(プレイアトレ土浦、茨城県土浦市)内にホテルを開発する。星野リゾート(長野県北佐久郡)を運営者に迎え、来年3月19日に「星野リゾートBEB5土浦」をオープンする。

星野リゾートBEB5は、駅ビルの3階一部と4階・5階をホテルにコンバージョンして運営する。ホテル部分の延床面積は約5000㎡で、客室90室やパブリックスペース「TAMARIBA」(タマリバ)、ショップなどを併設する。平均客室面積は約26㎡で、宿泊料金は1室2名利用の場合1泊6000円から(税別)。

「ハマる輪泊(りんぱく)」をテーマに、自転車が好きな人からそうでない人まで、ダイエットやファッション、キッズの自転車デビューまであらゆる自転車ニーズに「ハマる」滞在体験を提供することを目指す。館内は自転車と一緒に移動でき、自転車に乗ったままでのチェックイン・アウトも可能とするほか、客室に自転車を持ち込める「サイクルルーム」なども設ける。

プレイアトレは、従来のショッピングを主とした駅ビルから一線を画し、体験の提供に軸を置いた「コト売り」をテーマとする新ブランドの商業施設。プレイアトレ土浦は、昨年3月29日に国内最大級のサイクリング特化施設として段階的にオープン。今回の星野リゾートBEB5土浦の開業は第4期オープンとなる。

館内は自転車の持ち込みができ、サイクルショップやシャワールーム、レンタサイクルなどを整備したサイクリストの拠点「りんりんスクエア土浦」や飲食店などを設け、サイクリングを通じたアクティブリゾートを提案している。

アトレはコンバージョンの事業費として30億円を投資。今回のホテル開発は、茨城県が昨年創設した宿泊施設立地促進事業補助金を活用した第一号として事業認定された。茨城県知事の大井川和彦氏は「プレイアトレ土浦と星野リゾートBEB5は、当県が力を入れている全長180㎞のサイクリングルート『つくば霞ヶ浦りんりんロード』を核としたサイクリングエリアの形成に大きく寄与するもの。国内外のサイクリスト誘致の拠点として地域活性化に結び付けてほしい」と期待を語った。