アビリブ（東京都渋谷区）とプライムコンセプト（東京都渋谷区）は、旅館・ホテルの３密回避や接客サービスを支援するデジタルツール「プライムコンシェルジュ」を共同開発。７月１日にリリースした。

プライムコンシェルジュは、宿泊客自身のスマートフォンを通じて「仲居さんの接客」のようなおもてなしを提供する、というコンセプトで開発されたもの。客室の説明や館内施設の紹介、大浴場や食事会場の混雑状況の案内など、宿泊客が知りたい情報を網羅したWEBサイトを簡単に作ることができる。宿泊客自身のスマホなどで閲覧・利用してもらうことを想定しており、感染拡大防止対策と従業員の業務負荷の軽減、導入スピードの速さなどのメリットが期待できる。

基本機能として、旅館・ホテルの客室や付帯施設の紹介、食事サービスの案内、避難経路の表示、宿泊約款など、合計11ページ分を用意。これらは無料で利用でき、ページ制作は施設が自由に好きなレイアウトで作成できるほか、入力が簡単になるテンプレートも用意し、スマホからの入力操作も可能になる。

有料オプションとして、動画のアップロード、多言語翻訳、別注料理やドリンクなどの販促、アンケート機能なども用意する。さらに、７月28日には新機能として「ＡＷＬ」（アウル）の混雑検知・表示ＡＩセンサーとの連動で、大浴場や食事会場などの混雑状況をリアルタイム・自動で表示できる「混雑表示センサー付きプラン」も発表した。